役者がそろった頂上決戦

　左ひざ靱帯（じんたい）損傷で戦線離脱していたバルセロナのFWリオネル・メッシは16日、チームの練習に完全合流を果たした。21日の今季初のレアル・マドリードとの敵地でのクラシコ出場に照準を完璧に合わせてきた。

　バルセロナは、「この練習では、9月26日に左ひざを故障し、リハビリを続けてきたレオ・メッシも合流しました」という声明でスーパースターの復活を発表した。

　昨季のバルサ三冠の原動力となったメッシは2カ月前のラス・パルマス戦で左ひざを負傷した。懸命なリハビリで千両役者は今季最初の大一番に間に合わせてきた。11月4日のUEFAチャンピオンズリーグの本拠地バテ・ボリソフ戦でふくらはぎを痛めていたクロアチア代表MFイバン・ラキティッチも練習に復帰。白い巨人との対決を前にルイス・エンリケ監督は陣容を再び固めようとしている。

　バルセロナは現在2位レアルと勝ち点3差で首位に立つ。勝てば独走、負ければ得失点差で首位を明け渡すという世界注目の頂上決戦に向けて役者がそろった。

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サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images