“キャプ翼級”の「途方もないゴラッソ」 鹿島DFの芸術弾に海外驚愕「不可能な放物線」
鹿島DF小池が磐田戦で衝撃のゴール 想定外の一撃に海外メディアも反応
鹿島アントラーズの22歳DF小池裕太は、6日に行われたJ1リーグ第18節ジュビロ磐田戦に先発フル出場し、2-0の勝利に貢献した。前半40分には左サイドのタッチライン際から華麗なロングシュートを叩き込み、プロ初ゴールをマークしたが、想定外の位置からのゴラッソに海外メディアも驚きの声を上げている。
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小池は今年3月に、ベルギー1部シント=トロイデンから鹿島に期限付き移籍。6月14日のJ1第15節セレッソ大阪戦(2-0)に途中出場してJリーグデビューを果たすと、第17節のサンフレッチェ広島戦(2-2)で初スタメン、そして今節は2試合連続の先発で左サイドバックに入った。
見せ場が訪れたのは1-0とリードして迎えた前半40分。MF白崎凌兵の浮き球スルーパスに反応して、小池が左サイドのタッチライン際を駆け上がると、相手DFと競り合いながらボールの落下地点に入る。そしてボールが3回目のバウンドをした直後、左足を思い切り振り抜くと、ボールは絶妙な軌道を描いて磐田ゴールへ一直線。ライナー性のボールは名手GKカミンスキーも届かないコースを飛び逆サイドネットに突き刺さった。誰もがクロスに備えていたなか、豪快かつ想定外のゴールに、磐田のディフェンスリーダーであるDF大井健太郎も頭を抱えるしかなかった。
Jリーグで生まれたスーパーゴールに海外メディアも注目。イタリア紙「コリエレ・デッロ・スポルト」は、「日本で驚くべきゴール:彼もそれを信じていない!」と誰もが予想できない一撃だったと動画付きで紹介した。また、スペイン紙「マルカ」も「日本のリーグにおける“オリベルとベンジ”の途方もないゴラッソ」との見出しを付けて称えた。“オリベルとベンジ”は「キャプテン翼」のスペイン版タイトルであり、まるで漫画のような一撃だったと表現。「遠隔操作ミサイル、不可能な放物線」と美しい軌道を描いたシュートについても綴っている。
この日の勝利で暫定4位となった鹿島。AFCチャンピオンズリーグでもベスト8に進出したなか、小池のさらなる活躍に注目が集まる。