元日本代表監督アギーレ、FWサラーをバロンドールに推薦「遠ざけることはできない」
リバプールでCL優勝、エジプト代表としても活躍中のサラーにアギーレ監督が言及
今夏はコパ・アメリカ(南米選手権)や女子ワールドカップ(W杯)など様々なビッグイベントが開催されているが、アフリカネーションズカップ(アフリカ選手権)もその一つ。開催国であるエジプトは絶対的エースであるFWモハメド・サラー(リバプール)の活躍もあって決勝トーナメントに進出した。そのチームを率いるのはかつて日本代表監督を務めた経験のあるハビエル・アギーレ監督で、スペイン紙「AS」によると今年のバロンドール候補として強く推している。
エジプトはグループリーグでジンバブエ(1-0)、コンゴ(2-0)、ウガンダ(2-0)と無失点で3連勝を飾り、難なく1位突破を決めた。そのなかでもサラーはコンゴ戦とウガンダ戦でゴールを決めるなど、クラブと変わらない決定力を発揮している。
木曜日のトレーニングは体調不良とあって練習をキャンセルしたが、スペインのラジオ局「カデナ・セール」にてアギーレ監督が語ったところによると、「サラーはとても謙虚な人となりである一方、並外れた実力を持つ選手だ。そしてチームメートとも連動をするタイプだ」と、その信頼感は盤石のものがある。そして、このようにも続けている。
「私は彼がこれまでのキャリアで、バロンドールを獲得するために必死に闘っているところを見ている。皆さんもそう思わないか。彼はリバプールでUEFAチャンピオンズリーグ(CL)を優勝した選手だ。誰も彼からバロンドールを遠ざけることはできないだろう」
2018-19シーズン、CL制覇に加えてプレミアリーグでも22ゴールで、2シーズン連続の得点王。チームとしても個人としても結果を残しているだけに、その部分を評価してほしいとアギーレ監督は思ったのだろう。
リバプールでの実績は申し分ないだけに、あとは代表でのタイトルも手にできるか。現地時間6日に行われるラウンド16、南アフリカ戦はその第一関門となるが、サラーはその実力を見せつけてくれるだろうか。