アトレティコ、グリーズマン騒動でバルサ糾弾…異例の声明 「大きな損害を与えている」
3月の段階でバルサがグリーズマンと契約合意に達していたことなどを問題視
バルセロナはブラジル代表FWネイマールの復帰を画策するなど、ビッグネーム補強でメディアを賑わせている。ただ2018-19シーズン中から加入が既定路線と言われていたフランス代表FWアントワーヌ・グリーズマンの動向が“宙ぶらりん”となっており、アトレティコ・マドリードが公式HPでバルサを批判する異例の声明を出している。
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「公式見解:我々の選手、アントワーヌ・グリーズマンに対してバルセロナの会長であるジョゼップ・マリア・バルトメウ会長の声明に対して」。このようなタイトルでリリースされた記事で糾弾しているのは、2018-19シーズン限りでアトレティコを去ると明言したグリーズマンの去就がいまだ決まらないことについて、バルサ側の姿勢だ。
「5月14日、グリーズマンは(クラブ会長の)ミゲル・アンヘル・ギル・マリン、ディエゴ・シメオネ監督らにシーズン終了後、クラブを去るという決断を伝えた。そのミーティングの翌日、アトレティコはバルサが選手と3月にすでに契約合意に達していたことを把握している。それは(アトレチコが)UEFAチャンピオンズリーグでユベントスと戦ったセカンドレグ直前のことだ」
このように、アトレティコはシーズン中からバルサとグリーズマンの間で移籍が決まっていたと指摘。また、「グリーズマンの契約は7月1日から違約金が2億ユーロ(約244億円)から1億2000万ユーロ(約150億円)に減額するが、(7月1日以前から移籍に合意していたにもかかわらず)減額された移籍金でのグリーズマン獲得を求めてきた」と、移籍を先延ばしする姿勢に対して真っ向から不快感を示している。
「結果としてグリーズマンの家族や代理人、弁護士に対して、契約に従って日曜日には我々のクラブの施設に来るべきだと伝えてある――他のチームメートともに一緒にプレシーズンを始めるのだ」
アトレティコはグリーズマン側に対してもこう釘を刺し、バルサに対しては「スポーツ競技における基本的な誠実性の原則を変えうるもので、クラブ、何百万人ものファンに大きな損害を与えている」とまで言い切っている。両クラブ間の関係性は非常に芳しくなく、なおかつバルサとしては今後の補強戦略にも大きく影響しかねない。
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(FOOTBALL ZONE編集部)