本田放出へ加速? ミランがパレルモの新10番候補と年俸2億円で個人合意 

残るはクラブ間交渉も移籍金に10億円の開き

 ACミランの日本代表FW本田圭佑の放出が現実味を帯びてきた。イタリアのサッカー情報サイト「カルチョメルカート・コム」は、ミランが「次の10番」候補として獲得を狙っているパレルモのイタリア代表MFフランコ・バスケスと、個人合意に至ったと報じている。

 ミランのアドリアーノ・ガリアーニCEOが今、最も欲しがっている選手だとされるバスケスの代理人に対し、再三のアクションがあったとされている。その中で、契約期間は4年もしくは5年で、年俸140万ユーロ(約2億円)にボーナスという条件で個人合意に至っているという。

 残る問題は、パレルモのマウリツィオ・ザンパリーニ会長をミランが説得できるかどうかだ。ザンパリーニ会長は移籍金2500万ユーロ(約34億円)を基本線としているが、ミランの提示額は1500万ユーロ(約20億円)から最大1800万ユーロ(約24億円)に成果ボーナスをプラスするというもの。ボーナスの額は定かではないが、現状では日本円で10億円ほどの開きがある。交渉でその差を埋めていくことが必要になる。

 もっとも、移籍金交渉がどのような決着になったとしても、ザンパリーニ会長は「シーズン中には売らない」と明言していることから、1月の移籍市場でミランが獲得するのは難しそうだ。

 

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