「15カ月間でメッシの心を3度へし折った」 “新たな因縁”に英注目「同じ男が立っていた」
異なる3チームでメッシを失意に追い込んだ守護神アリソン
ブラジル代表は現地時間7日にコパ・アメリカ(南米選手権)決勝でペルーとの対戦を控えている。準決勝で宿敵アルゼンチンを2-0で撃破して勝ち取ったファイナルだが、英メディア「GIVE ME SPORT」は「アリソンは15カ月間でメッシの心を3度へし折った」と見出しを打って報じ、ブラジル代表GKアリソン(リバプール)とアルゼンチン代表FWリオネル・メッシ(バルセロナ)に芽生えた因縁について触れている。
今大会のブラジルはエースのFWネイマール(パリ・サンジェルマン)が初戦前に負傷離脱したこともあり、万全な体勢で臨んでいるわけではないものの、順調に決勝へと駒を進めることができた。その最大の要因は堅守だ。特にアリソンは大会無失点を維持しており、好パフォーマンスを披露している。
アルゼンチン戦でも安定したプレーを見せており、アルゼンチンの攻撃陣をシャットアウトしてみせた。印象的だったのは後半21分の場面、ペナルティーエリア手前でFKを与えると、キッカーを務めたのはメッシ。5月1日のUEFAチャンピオンズリーグ(CL)準決勝第1戦でメッシがアリソンを相手に叩き込んだ超絶FK弾が頭を過ぎる展開となったが、メッシは同様のコースに打ち込んだものの、アリソンは弾くどころか圧巻のキャッチを見せた。
今回はアリソンに軍配が上がることになったが、記事では「新たな因縁」と銘打ち、「アリソンは異なる3チームで3度もメッシの心を打ち砕いた」と説明している。事の発端はアリソンがローマに在籍していた昨年4月のCL準々決勝第2戦、メッシ率いるバルセロナ相手に3-0で圧勝し、合計スコア4-3で劇的な逆転突破を果たした出来事だ。