久保、コパで披露した“チリ包囲網突破”の瞬間に脚光 「封じ込めるには難儀な男」
久保がコパ・アメリカで見せたドリブル突破の瞬間に熱視線 「真の魔法使いとなる」
日本代表MF久保建英は今夏にレアル・マドリードへの移籍を果たした。次世代のサッカー界を背負う18歳の至宝はいまや世界各国から注目を集めているが、プロフェッショナル・フットボール・スカウト・アソシエーション(PFSA)は久保がコパ・アメリカ(南米選手権)のチリ戦で披露した圧巻のドリブル突破に焦点を当て、「彼は封じ込めるには難解な男だ」と称賛の言葉を送っている。
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久保のレアル移籍が決定したのは、コパ・アメリカの初戦の4日前だった。練習後の取材にはレアルの補強選手として国内外のメディアが久保目当てに集うことになった。そして、現地時間18日に迎えた初戦のチリ戦で久保は先発出場を飾るも、0-4と大敗を喫することに。それでも、大会連覇中のチリを相手に久保は物怖じしないパフォーマンスを披露した。
なかでも、強いインパクトを与えたのは後半12分のプレーだった。久保がペナルティーエリア手前でパスを受けた際、相手3人に囲まれていたが、チリ代表MFアルトゥーロ・ビダルのスライディングタックルを軽快なステップでかわすと、相手守備陣2人の間をトップスピードで走り抜け、左足を振り抜いた。シュートは惜しくも枠を逸れたが、強豪国に通じる突破力を見せつけた。
「技術的に熟練しており、この18歳は足でボールを扱う際、真の魔法使いとなる。1対1の局面でも、迫力あるドリブルは才能を映し出しており、見ていて楽しいものだ。彼はあらゆる打開策を持っているため、プレーを読むのが非常に困難だ。マジックテープのように精密なコントロール、巧妙なスピードの緩急、方向の素早い切り替え、フェイント、股抜き、ステップワーク。彼は封じ込めるには難儀な男だ」
PFSAは公式サイトでこのように絶賛しつつ、久保がチリ戦で3人の守備網を突破する瞬間の写真を掲載して分析していた。今後ますます注目度が高まっていくことが予想される久保だが、スカウティングの目線から見ても、そのポテンシャルに期待が寄せられているようだ。