ドイツでブレーク中の武藤が宣言 アジアの覇権奪回へ「改めて日本の強さを証明したい」

競争激化も「相乗効果」と大歓迎

 シンガポール戦では5年ぶりの代表復帰でスタメンに抜擢され、しかも鮮やかな得点まで決めたFW金崎夢生(鹿島)という新たなライバルも登場。本人も「レギュラー争いは非常に熾烈だと思います」と危機感を募らせている。

 その一方、「代表として非常にいい底上げというか、いい争いが生まれて、相乗効果になってるんじゃないかと思います」と、新戦力の台頭を歓迎もしている。シンガポール戦ではFW本田圭佑(ACミラン)のクロスを頭でつなぎ、金崎の代表初ゴールをお膳立て。本田が決めた2点目も、ペナルティエリアで武藤が体を張ったことが得点につながった。

 それでも、ブンデスリーガでは今季6得点を挙げている。ストライカーにとっては得点が最も分かりやすい評価の基準。アウェーの環境に完全適応した男は、今度こその思いで貪欲にゴールを狙っていくはずだ。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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