ドイツでブレーク中の武藤が宣言 アジアの覇権奪回へ「改めて日本の強さを証明したい」

暑さや人工芝など敵地の劣悪な環境にもすでに適応

 アウェーの過酷な環境も、ドイツでブレーク中の絶好調男には関係ないのだろうか。日本代表FW武藤嘉紀(マインツ)は、17日のロシアワールドカップ・アジア2次予選のカンボジア戦に向け、「改めて日本の強さを証明したい」と力強く宣言。FIFAランキング50位の日本に対し、グループE最低となる183位のカンボジア相手に、結果に強くこだわる姿勢を崩さなかった。

 12日のシンガポール戦から続くアウェーの2連戦。気温30度にも及ぶ暑さとなるカンボジア、さらに不慣れな人工芝という劣悪な環境で行われる一戦となる。しかし、シンガポール戦で先発出場した武藤は、すでにこうしたプレッシャーのかかる敵地での一戦にもすでに適応。普段と変わらないプレーを見せると自信をのぞかせる。

「天候にはチームとしても、個人としても慣れました。とにかく、カンボジアという地で改めて強さを証明したいと思いますし、最後の試合なのでしっかり勝って終わりたいと思います。(人工芝は)非常にやりづらいと思いますけど、そういった難しさの中でも調整する時間はあったので、それを言い訳にせず、しっかり結果を出していきたいです」

 今季から加入したマインツでは、1トップ、あるいは2トップの一角として起用されている。ブンデスリーガでは元日本代表FW高原直泰(SC相模原)に続く、日本人史上2人目となるハットトリックを達成するなど、ストライカーとしての才能を開花。昨季までマインツでプレーしていた岡崎慎司(レスター)の後継者という大役を果たし、代表でもその座を脅かそうとしている。

 

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