イブラも同時多発テロに深い悲しみ 「私の心は犠牲者と、その家族とともに」
PSGのエース 事件翌日のEUROプレーオフでは1得点
パリ・サンジェルマンのスウェーデン代表FWズラタン・イブラヒモビッチが、パリ市内で発生した同時多発テロについて深い悲しみを表明した。フランス地元紙「レキップ」が報じている。
「悲しい。これは悲劇だ。こんなことは起きてはいけない。起きるべきではない。私の心は命を失った犠牲者と、その家族とともにある。試合に集中しようとしたんだが、それはとても難しかった」
デンマークとの欧州選手権プレーオフで、PKにより1ゴールを決めたスーパースターは、傷心のままプレーしていたことを明らかにした。129人の犠牲者を出したテロ事件が、自らプレーするクラブの本拠地で起きてしまった。
“パリの顔”とも言えるカリスマは、悲しみの中で来夏にフランスで行われる欧州選手権出場を目指すことになる。
「私はゴールを決めなければいけなかった。それが自分の役割で(チームは)勝利した。ゲームを支配して2得点を決めた。CKでのマークが甘くなったが、いずれにしてもいい結果だ。引き分けで欧州選手権出場を決めることができる。火曜日のコペンハーゲンでの結果次第だが、負けても進出の可能性もある」
後半35分の失点を悔やみながらも、晴れ舞台に上がることへ意欲を燃やしていた。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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