元英代表FWルーニー、衝撃タックルで一発退場も… 一転判定に物議「なぜ覆したのか」
D.C.ユナイテッドのルーニーが背後から危険タックル、英紙注目「物議を醸すVAR判定」
元イングランド代表FWウェイン・ルーニーが所属する米MLS(メジャーリーグサッカー)のD.C.ユナイテッドは、4日にFCダラスと対戦し0-2と敗れた。この一戦で前半途中にルーニーが、相手の背後から危険なタックルをお見舞いして一発退場となるも、VAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)の確認により一転してイエローカードとなる場面があり、英メディアは「なぜレッドカードが覆ったのか不明」と報じている。
この日ルーニーが先発したD.C.ユナイテッドだったが、開始6分に相手MFサンティアゴ・モスケラに被弾。0-1と劣勢で迎えた前半30分に問題の場面が起きた。
敵陣左サイドでボールがこぼれたなか、相手MFマイケル・バリオスがボールをキープ。ルーニーがプレッシャーをかけるなか、バリオスは縦方向へ一気にスピードアップして打開を図る。ルーニーが寄せてボール奪取を狙うも球際で入れ替わる形となり、バリオスが上手く抜け出した。背後から追走したルーニーは置き去りにされる直前、体を投げ出してタックルを仕掛けたが、ボールには届かずに相手をキック。すぐさま笛が吹かれ、主審はレッドカードを提示した。
ルーニーは一発退場かと思われたが、一転してVARの確認が入り、イエローカードへ変更。退場を免れたストライカーはそのままプレーを続行した。だが、後半に追加点を許したD.C.ユナイテッドは、終盤に退場者を1人出して0-2と敗れている。
英紙「ザ・サン」は「ウェイン・ルーニーが衝撃の突進でレッドカードも、物議を醸すVAR判定で覆った瞬間を見よ」と報道。ルーニーにレッドカードが提示された場面を描写しつつ、「チャレンジの危険さを踏まえて提示しながら、なぜ主審がレッドカードを覆したのか不明だ」とVAR判定を疑問視している。
背後からの危険なタックルだったのは事実だが、わずかに触れた程度と判断された模様だが、ルーニーへの判定を巡って波紋が広がっている。