新戦力発掘の継続を宣言したハリル監督 「彼らに表現の機会を与えたい」

積極的に新戦力を試す”ハリル流”

 12日のシンガポール戦では鹿島FW金崎夢生をサプライズ先発させ、代表初ゴールの活躍を導き出した。ボランチで起用した浦和MF柏木陽介は中盤で効果的な配球を見せた。合流の遅れによりコンディション面で万全ではないドルトムント香川真司を休ませ、ハノーバー清武弘嗣をトップ下で抜擢した。「香川と清武は競争してほしい」とメンバー発表の記者会見で語るなど、フレッシュで活躍した選手を招集し、指揮官はチームを活性化させようとしている。

 カンボジア戦ではシンガポール戦から大幅にメンバーを入れ替える方針の指揮官は、クラブでレギュラーを取らない限り招集しないと明言している。今回のメンバーではクラブでレギュラーでないのはACミランFW本田圭佑のみとなっており、ダンディー・ユナイテッドと移籍合意に達しているGK川島永嗣には活躍しなければ招集しないと厳しいメッセージを送っている。

 来年に関しては少し軌道修正の可能性もあるが、新戦力を積極的に登用するハリル流は来季も続きそうだ。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

 

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