ダイヤの原石は? ランパード監督就任、新生チェルシー「チャンスが与えられる若手5人」
ランパード監督と重なる20歳MFが3位、2位はイングランド代表デビュー済みのFW
3位はイングランド人MFメイソン・マウント。昨シーズンは、ランパード監督が率いたダービー・カウンティでプレーしている。もし彼が再びローンで放出するようなことがあれば、それは大きな驚きになるはずだ。
チェルシー下部組織育ちの20歳も、トップチームではまだプレーしていない。それでも一昨シーズンはオランダのフィテッセで、昨シーズンはダービーで、素晴らしいシーズンを過ごしてきた。フィテッセでは39試合に出場して13得点10アシストを記録。ダービーでは、44試合に出場して11得点6アシストという成績を残した。中盤の選手でありながら、これだけの得点を挙げている姿は、まさにチェルシーの新監督の現役時代と重なる。
ランパード監督は就任後最初の記者会見で、チェルシーからダービーへ期限付き移籍していたマウントとDFフィカヨ・トモリについてポジティブな言葉を並べた。彼らが期待に応えることができれば、補強禁止処分が下されているチームに、大きなプラスになるだろう。
2位に入ったのが、2017年にイングランド代表デビューも果たしているFWタミー・アブラハム。新シーズンに向けて、誰を前線の柱に据えるかは、チェルシーが抱える最大の問題と言える。スペイン代表FWアルバロ・モラタ、フランス代表FWミチ・バチュアイは、チェルシーに籍を置いている。しかし彼らは、これまでの在籍期間でフランス代表FWオリビエ・ジルー、そして将来を嘱望されているアブラハムと比べて、結果を残せたわけではない。
チェルシーでは3試合の出場にとどまっているアブラハムだが、過去3シーズンの間に所属したブリストル・シティとアストン・ビラでは良い成績を残している。2017-18シーズン、プレミアリーグでは結果を残せなかったが、彼が所属したこの時のスウォンジーは18位で降格しており、その時の出来で評価するのは早計だろう。
昨季のチャンピオンシッププレーオフでは、ランパード監督が率いたダービーを破る原動力ともなった。ランパード監督は、プレシーズンでチャンスを与えることを明言しており、補強禁止処分を受けているクラブで、彼は「チェルシーのハリー・ケイン」になるチャンスを得たと言える。
[ftp_del]
>>【PR】「DAZN」で観られるコパ・アメリカ2019 試合日程はこちらから
[/ftp_del]