「ベストゴール?」 鳥栖トーレス、リバプール時代の“未確認ボレー弾”に再脚光「衝撃的」
リバプール時代に世界的ストライカーへと飛躍を遂げたトーレス
今夏での現役引退を表明しているサガン鳥栖の元スペイン代表FWフェルナンド・トーレスは6月30日、J1第17節の清水エスパルス戦で2ゴールを決め、4-2の勝利に貢献した。ゴール前で貫禄の嗅覚を発揮したトーレスだが、リバプールは公式フェイスブックでは、在籍時に決めたスペクタクルなボレー弾に再び脚光を当てている。
トーレスは21日、自身のSNSで現役引退の意志を表明し、23日に都内で引退会見も実施。8月23日の第24節ヴィッセル神戸戦をもってスパイクを脱ぐ意向を明かしていた。清水戦では、前半16分と20分に右サイドからのクロスをヘディングで叩き込み、今季初ゴールを記録した。
トーレスと言えば、下部組織からプロデビューを果たしたアトレチコ・マドリードが象徴的なクラブとして認知されているが、世界的ストライカーとして飛躍を遂げたチームがリバプールだった。加入初年にしてリーグ戦24ゴールを記録し、当時のプレミアリーグ挑戦1年目の外国人選手として最多得点記録を樹立。公式戦142試合出場81ゴールを挙げた。
リバプールは公式フェイスブックで「トーレスの度肝を抜く一撃」と、2009年に決めたブラックバーン戦のゴールを紹介。自陣からのロングフィードに抜け出したトーレスは、ペナルティーエリア右で胸トラップすると、ゴールを一切確認せずにアクロバティックなボレーシュートをゴール左に叩き込んだ。
「衝撃的。リバプールのベストゴール?」と称賛の言葉を送り、該当シーンを動画で公開。まもなく18年間にわたるキャリアに幕を閉じるトーレスだが、これまで決めた圧巻のゴールの数々は、いつまでもファンの記憶に残り続けることだろう。
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