ブラジル代表DFアウベス、PSGからプレミア移籍? 「ビッグチームの電話を待っている」
古巣セビージャ復帰は難しい状況か、イングランドで新たな挑戦の可能性も
ブラジル代表DFダニエル・アウベスは36歳となった今もトップレベルで違いを作り出している。開催中のコパ・アメリカ(南米選手権)では母国の決勝進出に貢献しているなか、今夏パリ・サンジェルマン(PSG)を退団することから、その去就が注目されている。
アウベスは2002年に加入したスペインのセビージャで台頭し、バルセロナでの活躍を受けて世界最高の右サイドバックという評価を得た。ユベントス、PSGと活躍の場を移しても高いパフォーマンスを披露し続けている。
5月に36歳を迎えたが、ピッチ上での存在感は衰えるところを知らない。開催中のコパ・アメリカでもブラジル代表のレギュラーとしてプレー。準決勝のアルゼンチン戦(2-0)の先制ゴールを導いたチャンスメークなどはまさに見事の一言だった。
そんな大ベテランは今夏の契約満了をもってPSG退団が決まっているが、来季の去就は未定だ。そうしたなか、スペイン紙「マルカ」では古巣セビージャの復帰について特集されるなど、その動向が注目されている。
「ダニ・アウベスの復帰は夢でもあり、現実でもある」と記事では言及。アウベスがPSGで受け取っていた高額年俸をセビージャが支払うことは難しく、今夏の復帰については非常に難しい状況だ。しかし、アウベス自身もその可能性を除外しているわけではなく、モンチSD(スポーツディレクター)も扉を閉ざしていていないという。アンダルシアに戻ってくる可能性はゼロではないようだ。
アウベスの新天地に関しては、イングランド・プレミアリーグが浮上している。具体的なクラブ名は出ていないものの、欧州5大リーグのなかで唯一アウベスがプレーしたことがないのがこのプレミアリーグだ。「彼はイングランドのビッグチームからの電話を待っている。彼は新たなリーグでタイトルを獲得し、CV(履歴書)を強化しようとしている」と新たなチャレンジが予想されている。
いまだに技術と高いインテリジェンスは健在。バルサ復帰の噂も流れるベテランは一体どこへ向かうのだろうか。