ハンガリー代表守護神が最年長記録樹立へ 欧州選手権史上初の40代出場目指す

キラーイが闘将マテウス持つ39歳91日の記録更新狙う

 ノルウェーとのプレーオフを制し、44年ぶりとなる欧州選手権(EURO)出場権を獲得したハンガリー代表。かつては「マジック・マジャール」の愛称で鳴らし、1954年のスイス・ワールドカップ(W杯)で準優勝の経験がある古豪が欧州の舞台に返ってくる。そして、そのチームで守護神として君臨するGKガーボル・キラーイ(ゾンバトヘイ・ハラダーシュ)が欧州選手権の記録更新がかかっている。欧州のデータ分析会社「インフォストラーダ・スポーツ」がツイッターで伝えている。

 キラーイが来年6月にフランスで開幕する欧州選手権本大会史上初の40代選手となり、最年長記録更新がかかっている。1976年生まれで現在39歳のキラーイは、来年4月1日に40歳の誕生日を迎える。すでに大ベテランの域に到達しているが、今予選でもノルウェーとのプレーオフ2戦を含む10試合にフル出場。ハンガリーを最高峰から支えるキラーイが大会の歴史に名を刻む可能性は高そうだ。UEFA公式サイトによると、これまでの最年長出場記録は元ドイツ代表DFローター・マテウスが2000年の欧州選手権ポルトガル戦で達成した39歳91日。また予選も含めれば、元イタリア代表GKディノ・ゾフの41歳90日が最年長記録となっている。

 また、キラーイはノルウェーとのプレーオフ第1戦で、ハンガリー史上2人目となる代表100キャップを達成。快挙づくしとなった守護神は、UEFA公式サイトで喜びのコメントを残している。

「(本大会出場は)この国全体にとって大きな快挙だ。過去30から40年間の元代表選手たちや、代表チームのために力を尽くしてくれた歴代監督のことを思い出したよ。僕らは最終的に、フランスへ行くという目標を達成できた。このことが何よりも、この国にとって重要なことだ。今日はまだ信じられない。明日になれば実感が湧いてくるかもしれないね」

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