元バルサの神戸サンペール、相手5人翻弄の華麗ドリブル弾をスペイン紙激賞「メッシ風」
連続切り返しフェイントからキャリア初ゴール、「喜んでいます!」とSNSで動画公開
J1ヴィッセル神戸は3日の天皇杯2回戦で、J3ギラヴァンツ北九州と対戦。4-0と完勝した一戦で、元バルセロナのスペイン人MFセルジ・サンペールが連続切り返しフェイントから相手5人を翻弄する華麗なドリブル弾を叩き込み、母国スペイン紙も「メッシ風」と絶賛している。
元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタや同FWダビド・ビジャらが温存されたなか、後半35分にサンペールが魅せた。
相手のミスを突いて敵陣でボールを拾ったサンペールは1人でゴールへ突進。相手3人に囲まれるも鋭い切り返しで密集地帯を抜け出すと、スライディングで阻止にかかる相手DFと飛び出したGKを前に再び切り返しフェイントを繰り出す。華麗なテクニックに相手守備陣は全くついていけず、最後はカバーに入った相手も嘲笑うかのようにわずかに浮かしたシュートでネットを揺らし、チームの4点目を奪った。
今年3月に加入したサンペールは、これが移籍後初ゴールとなり、プロキャリアにおいても初ゴールというメモリアル弾。4日に自身のインスタグラムでゴール映像を投稿し、「ヴィッセル神戸での初ゴールを決められたことにとても喜んでいます!!」と日本語で喜びを綴っている。
母国メディアもすぐさま反応し、スペイン紙「El Nacional」は「サンペールがメッシ風のスタイルで神戸初ゴールを決めた」と言及。「センターサークルからのスラロームで相手3人を置き去りにすると、GKも尻餅をつかせた」と絶賛。またスペイン紙「ムンド・デポルティーボ」も「残忍な芸術作品」と一連のプレーを激賞している。
6月8日にドイツ人監督トルステン・フィンクが就任して以降、チームは公式戦4試合で3勝1分と無敗。6日に第18節清水エスパルス戦を控えるなか、サンペールが再び輝くのか。スペイン人MFのプレーに注目が集まる。