引退表明のトーレス、盟友の元日本代表MFとの日本食2ショット公開 「ありがとう」
昨季鳥栖で共闘した加藤恒平がトーレスの元を訪れ、すき焼きとしゃぶしゃぶを食す
J1サガン鳥栖の元スペイン代表FWフェルナンド・トーレスは、6月21日に自身のSNSで現役引退を表明した。30日に行われたJ1リーグ第17節清水エスパルス戦(4-2)では今季初得点を含む2ゴールを挙げて勝利に貢献したなか、7月4日に公式インスタグラムを更新。昨季鳥栖で共闘した元日本代表MF加藤恒平の訪問を受け、すき焼きとしゃぶしゃぶに繰り出したことを報告している。
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アトレチコ・マドリードでトップデビューを果たしたトーレスは、19歳でキャプテンを任され、類稀なゴール嗅覚から“エル・ニーニョ”(神の子)の異名をとった。その後、リバプールへ移籍するとゴールを量産し、世界的ストライカーへと飛躍。チェルシーではスランプに陥るも、ACミランを経て古巣アトレチコへと復帰した。
そして昨夏に鳥栖へと加入。熾烈な残留争いに巻き込まれるも、前線で体を張るターゲットマンとして“フォア・ザ・チーム”のプレーに徹し、残留に貢献した。35歳を迎えた今季は故障に苦しみ、6月21日にSNSで現役引退を表明。後日行われた会見では、8月23日の元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタが所属する第24節ヴィッセル神戸戦がラストゲームとなり、引退後は鳥栖のアドバイザーに就任することを発表している。
清水戦では強靭な肉体を生かしたヘディング2発で勝利に貢献したなか、トーレスは公式インスタグラムを更新し、盟友の訪問を伝えている。
「友よ、訪問ありがとう。日本式の夕食 #Sukiyaki #shabushabu」
トーレスの元を訪れたのは、元日本代表MF加藤(ポーランド3部ヴィジェフ・ウッチ)だ。鳥栖加入1年目、日本語の理解に苦労していたトーレスを最も近くでサポートしていたのが、スペイン語を習得している加藤だった。ピッチ外でも良好な関係を築き、Jリーグ公式YouTubeチャンネルが企画した「もうひとつのルヴァンカップ」では、加藤とトーレスの“カトーレス”が堂々の1位に輝いていた。
加藤はトーレスの引退表明を受け、自身のインスタグラムで「君のすべてにありがとう、フェルナンド。君はプロフェッショナルと人間性における最高の手本だ。君のことが恋しくなるだろうが、君のキャリアを祝福するよ! 親友の幸福を願っている」と感謝と惜別のメッセージを送っていた。
トーレスは日本、加藤はポーランドと別々の道を歩むなかでも、2人の絆は今なお固く結ばれている。