神戸MFイニエスタ、絶妙コントロールショット弾の反響が欧州で拡大 「美しい弓」
名古屋戦で華麗なミドル弾を含む来日初の2ゴールで勝利に貢献
ヴィッセル神戸の元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタは、6月30日のJ1リーグ第17節名古屋グランパス戦で来日初の2ゴールを挙げ、チームを5-3の勝利に導いた。なかでも、一時勝ち越しとなる一撃は華麗なコントロールショットで決めたが、オランダメディアは「美しい弓」と表現し、「まだまだできる」と評している。
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神戸は6月8日、ドイツ人指揮官トルステン・フィンク氏を新監督に招聘。イニエスタをボランチで起用し、15日の第15節FC東京戦で1-0と勝利、22日の第16節大分トリニータ戦は2-2の引き分けで6月ラストゲームの名古屋戦を迎えた。
1-1で迎えた後半18分に世界最高峰の名手が魅せた。相手GKがパンチングしたこぼれ球を、ペナルティーエリア手前で拾ったイニエスタは、丁寧なトラップから右足を一閃。鋭い弾道の一撃はゴール左上に突き刺さった。
この場面でイニエスタは、ボールを足もとにワンタッチでコントロールすると、自身から見て右のシュートコースを切るように飛び込んできた相手の逆を突き、コンパクトに右足を振り抜いてゴール左を射抜いてみせた。
全盛期を彷彿させる圧巻のミドル弾に、「再びバルサでプレーできる」「バルサで誰がこれを決められる?」「スペインに帰還するべきだ」と海外ファンの間でも反響を呼んでいたが、オランダ紙「ダ・テレグラフ」は「美しい弓」と称賛している。
イニエスタはその後、後半23分に獲得したPKを決め、来日初の2ゴールをマーク。新体制が発足してから3試合で3ゴールと絶好調を維持しており、記事では同カードでバルセロナ時代以来6年ぶりとなる“アベック弾”を決めた37歳の元スペイン代表FWダビド・ビジャとともに、「イニエスタとビジャはまだまだできる」と報じている。
元ドイツ代表FWルーカス・ポドルスキが離脱するなか、百戦錬磨のイニエスタが力強くチームを牽引している。