鳥栖トーレス、始球式の“クイック投法”に母国スペイン紙も驚嘆 「奇妙なピッチング」
ソフトバンク対楽天の始球式に登場、セットポジションから間髪入れずに投球
今夏での現役引退を表明しているサガン鳥栖の元スペイン代表FWフェルナンド・トーレスは、2日にヤフオクドームで行われた福岡ソフトバンクホークス対東北楽天ゴールデンイーグルスの一戦で始球式を務めたなか、まさかのクイック投法を披露。母国スペイン紙は「奇妙なピッチング」と驚きをもって伝えている。
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トーレスは先月、今夏限りでの現役引退を表明。8月23日に本拠地で行われるヴィッセル神戸戦がラストゲームとなり、その後はアドバイザーという形でクラブに残ることも発表された。そんななか、トーレスはソフトバンクと楽天の一戦で始球式に登場。マウンドで礼儀正しくお辞儀すると、笑みを見せながら投球ポジションに入った。
186センチの体躯をマウンド上で静止した次の瞬間、トーレスは間髪入れずに投球。周囲も驚くクイック投法で投げ込み、ボールは大きく左方向へ逸れたが、キャッチャーの甲斐拓也が驚異の反応でキャッチ。ノーバウンドの一投だったが、あまりに素早いモーションで会場を沸かせた。
スペイン紙「AS」は「トーレスの奇妙な野球のピッチング」とクイック投法に触れた一方、同紙「マルカ」も「それほど上手くないピッチング」と言及。「サッカーのように熟練していなかった」と続けている。トーレスが右腕から投じた一球は、意外な形で母国の注目を浴びたようだ。
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