浦和、流通経済大に苦戦も3回戦進出 途中出場のMFエヴェルトンが値千金の決勝弾

途中出場のエヴェルトンが決勝ゴールを挙げた【写真:Getty Images】
途中出場のエヴェルトンが決勝ゴールを挙げた【写真:Getty Images】

浦和JY出身の流経大MF菊地に同点ゴールを被弾 1-1のまま後半へ

 浦和レッズは3日、天皇杯2回戦で流通経済大と対戦。先制しながら一度は追いつかれる展開のなか、なんとか2-1で勝利を収めた。

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 浦和は6月26日にAFCチャンピオンズリーグ(ACL)ラウンド16で韓国遠征、30日にリーグ戦のアウェー大分トリニータ戦、さらに中2日で迎えたゲームとなり、大分戦からはスタメンを9人変更。DF茂木力也やMF阿部勇樹、MF山田直輝といった今季ここまで出場機会の少ない選手も入ったメンバーが送り出された。

 浦和にとっては“聖地”とも言える浦和駒場スタジアムでの試合は前半2分、山田が右コーナーキックで正確なボールを入れるとDF鈴木大輔がダイビングヘッドでゴール。浦和への加入初ゴールが決まり、あっさりと先制点が入った。

 しかし、流通経済大は徐々にボール保持率を高めると、浦和GK福島春樹を脅かすようなシュートも放ち始めた。すると前半19分、流通経済大は左サイドからの攻撃でペナルティーエリア左サイドにこぼれ球が発生すると、反応よくボールを確保したMF菊地泰智がそのまま縦に突破。角度のないところから思い切って左足を振り抜くと、福島のニアサイド上を破ったシュートがゴールに突き刺さって1-1の同点となった。

 菊地は浦和ジュニアユース出身で、現所属ではDF橋岡大樹やDF荻原拓也と同期。流通経済大柏高に進学すると、3年時には「10番」を背負って全国高校サッカー選手権で準優勝も果たした。流通経済大への進学後も、オズワルド・オリヴェイラ前監督は指揮を執っていた時期に浦和の練習生としてトレーニングマッチに参加したこともある。

 160センチと小柄ながら、高い技術を持つレフティーによる育った古巣相手のキツイ一撃を食らった浦和は、前半のうちに勝ち越しゴールは奪えずに1-1でハーフタイムへ。駒場スタジアムにはブーイングも鳴り響いた。

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