攻撃の最終局面でいかに輝くか ドイツで躍動中の香川が求めるクオリティ

競争を歓迎し「イメージを共有したい」

 アジア2次予選の初戦となった6月のホームでのシンガポール戦で、スコアレスドローというまさかのスタートを切った日本だったが、その後はきっちりと4連勝。5試合を消化し、E組首位に立っている。結果が求められる公式戦の場で、確実に勝利を求めた中、香川も今度はライバルとのポジション争いについても言及せざるを得なくなっている。

 日本代表バヒド・ハリルホジッチ監督はシンガポール戦後、香川に代わってトップ下で先発出場した清武、先制点を決めた金崎、そしてボランチの位置で躍動した柏木らフレッシュな顔ぶれを名指しで称賛した。代表チームでは背番号10を背負う不動の存在の香川だが、こうした定位置争いを歓迎する発言を残した。

「この時期は(選手を)回していくべきだと思いますし、いろんな選手が出た中で勝たなきゃいけないと思いますし、そういう意味では次もしっかり勝ち切れるようにしたいです」

「まあ、やっぱり厳しいプレッシャーがある中で、しっかりみんなのイメージを共有していかないといけないですし、相手のプレッシャーが激しい中で、どう崩すかというのはそんなに簡単じゃないので、しっかりみんなの攻撃の意識だったりイメージの共有が最後のところでできたら、必ずゴールができると思います。逆にそこのイメージがしっかりと共有できないと、なかなかチャンスができず、単調な攻撃になってしまうので、そういうところのコンビネーションをしっかり意識してやっていきたいと思います」

 

page1 page2 page3

今、あなたにオススメ

トレンド

ランキング