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攻撃の最終局面でいかに輝くか ドイツで躍動中の香川が求めるクオリティ
チームの中核を担う背番号10 2次予選は「勝って当たり前」
日本代表MF香川真司(ドルトムント)は、12日のロシア・ワールドカップ2次予選、敵地シンガポール戦では連戦の疲労を考慮されてベンチスタートとなったが、清武弘嗣(ハノーバー)、柏木陽介(浦和)らライバルが好調を維持する状況で「いろんな選手が出て勝たなきゃいけない」と競争を歓迎。所属のドルトムントではインサイドハーフを務め、プレーメーカーとしての新境地を切り開いた背番号10は、「周りの選手をうまく生かしながら、自分も生きていく」と決意を新たにした。
先発を外れ、後半30分からの出場で15ほどのプレーに終わったシンガポール戦は、5年ぶりとなる代表復帰で先制点を挙げた金崎夢生(鹿島)の活躍などで、日本が3-0の快勝を収めた。大半の時間をベンチから眺めていた香川は、「前半のうちにしっかり点を取れたことは良かったですし、やっぱり攻撃のバリエーションもいい崩しができていたと思うんで、次の試合もやっていきたいと思います」と振り返った。
チームとしては結果を出した点について良しとながらも、当然そこで満足しているわけではない。勝利を前提に、さらなる向上が必要と強調した。
「2次予選で相手より僕たちの方がクオリティは高いと思ってますし、支配できる試合が多いんで、勝って当たり前という気持ちで臨んでます。しっかりと得点をしないとシンガポール戦みたいにホームで引き分けてしまうので、次の試合もしっかり準備をして、必ず勝たないといけないと思います」