「言い訳ではないんだけど…」 ブラジルに敗戦のメッシ、レフェリングに対して嘆き節
ブラジルに0-2で敗れて念願のA代表初タイトルならず「難しい内容だった」
コパ・アメリカ(南米選手権)準決勝が現地時間2日に行われ、ブラジル対アルゼンチンの“スーペルクラシコ”は開催国のブラジルが2-0で完勝を飾った。A代表で念願の初タイトル獲得に挑んだFWリオネル・メッシの夢はまたしても潰えたが、試合後には珍しくCONMEBOL(南米サッカー連盟)に対してレフェリングの不満を露わにしたという。スペイン紙「マルカ」が伝えている。
この日のメッシはFWラウタロ・マルティネス、FWセルヒオ・アグエロとの3トップで先発。ブラジルとの総合力の差、そして2人にフィニッシュの局面を任せたこともあってか、低い位置でゲームメーク、そして攻守の入れ替えの際には激しい守備でチームを盛り立てるプレーを見せた。
もちろん直接FKからアグエロのクロスバー直撃のヘディングを演出したり、ポスト直撃のシュートを含めてセレソンのゴールを脅かす場面もあった。それでも今大会通じて無失点を続けるセレソンの牙城を崩せなかった。
「難しい内容だったけど、僕らはいい内容のゲームを見せられた。僕らが得るべきPKがなかったこともあるけどね。ホームのブラジルに対して全力を尽くしたよ。彼らにとっては後押しになって、僕らにとってはカードになったね」
メッシはこのように試合後に語った。激しい球際の戦いが続出した試合では、ブラジルの2枚に対し、異議を唱える選手も多かったアルゼンチンが5枚の警告を受ける展開になったことを示唆している。それとともに、メッシが疑問に思ったのはVAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)が採用されながらPK判定すらされなかったことのようだ。