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ブラジル代表、涙のアルゼンチン選手との抱擁に脚光 「試合が終われば敵ではない」
泣き崩れるMFパレデスをPSGで同僚のD・アウベスとT・シウバが抱擁で慰める
コパ・アメリカ(南米選手権)は現地時間2日に準決勝が行われ、アルゼンチンは開催国ブラジルに0-2で敗れて涙を呑んだ。アルゼンチンのエースFWリオネル・メッシはまたもや代表でのタイトルを逃したなか、ブラジルメディアは試合直後に泣き崩れるアルゼンチンの選手をブラジル代表DFチアゴ・シウバとDFダニエウ・アウベスが慰める様子を公開。「試合が終われば敵ではない」とその行動を称えている。
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アルゼンチンは前半19分にブラジルFWガブリエウ・ジェズスに先制点を奪われると、後半26分にはジェズスに崩されてFWロベルト・フィルミーノに痛すぎる2点目を献上。メッシのシュートもポストに嫌われるなどゴールを奪えず、宿敵に0-2と敗れた。
エースのメッシは憮然とした表情でピッチに立ち尽くした一方、アンカーでフル出場した25歳のMFレアンドロ・パレデスは、敗戦のショックで泣き崩れてピッチに座り込んでしまった。そんななか、先ほどまで激しいバトルを繰り広げたブラジルのT・シウバとD・アウベスがパレデスを抱擁。言葉をかけ、アルゼンチンの選手たちの元へ送り出した。
3人は所属するパリ・サンジェルマンでチームメートで、パレデスが加入した今年1月末から約5カ月間共闘。ブラジルメディア「グローボ・エスポルチ」公式ツイッターは、「パレデスは敗北後にフィールドで泣き叫び、ブラジル人に支えられている」と抱擁の瞬間を捉えた写真を公開し、ファンからは「T・シウバは涙を理解する」「試合が終われば敵ではない。苦しむ人に手を差し伸べるのは素晴らしい」といった声が上がっている。
同メディアの記事で、「試合中、ピッチで最も優れたアルゼンチン人の1人だった」と評されたパレデス。この悔しさを糧に、飛躍を遂げることができるだろうか。