レアルはプレミア勢にとって不可欠!? 過去10年の売却額は”375億円”とスペイン紙算出
ロビーニョを筆頭に、エジルやディ・マリアらをプレミア勢に売却
今夏の移籍市場でのレアル・マドリードはベルギー代表MFエデン・アザールに日本代表MF久保建英など、日本でも大いに注目を集める補強を繰り広げている。その一方で選手放出の必要性も発生するが、スペイン紙「マルカ」は過去の選手の売却先について、プレミアリーグ勢からここ10年で計3億ユーロ(約375億円)にも及んだと伝えている。
プレミア勢売却の“先駆け”となったのは元ブラジル代表FWロビーニョだ。背番号10を与えられるなど期待されたドリブラーだったが、2008年に4200万ユーロ(約52億5000万円)でマンチェスター・シティへと移籍。ここからレアルとイングランド各クラブの結びつきが強まった。
2010年には元ドイツ代表MFラファエル・ファン・デル・ファールト(→トッテナム/1000万ユーロ=約12億5000万円)、2012年にはスペイン人MFエステバン・グラネロ(→QPR/800万ユーロ=約10億円)、2017年には元ブラジル代表DFダニーロ(→マンチェスター・シティ/3000万ユーロ=約37億5000万円)と控え選手の移籍があったが、主力クラスとなるとより一層価格が跳ね上がる。
2013年夏のドイツ代表MFメスト・エジルがアーセナルに移籍した際には4500万ユーロ(約56億2500万円)、その1年後にはアルゼンチン代表MFアンヘル・ディ・マリアが7500万ユーロ(約93億7500万円)、2017年にはスペイン代表FWアルバロ・モラタがチェルシーに去った際は8000万ユーロ(約100億円)にも及ぶ移籍金になった。そして今夏はレアルからチェルシーに期限付きで加入していたクロアチア代表MFマテオ・コバチッチを4500万ユーロ(約56億2500万円)の移籍金での完全移籍が成立している。
もちろんレアルはマンチェスター・ユナイテッドからポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウド(現ユベントス)、トットナムからウェールズ代表FWギャレス・ベイルやクロアチア代表MFルカ・モドリッチを獲得してるため、売り手にも買い手にもなっている。そういう意味ではプレミア勢は“白い巨人”にとってなくてはない存在と言えそうだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)