「6.9%」から「20%以上」も上昇した数値とは? 本田が示したハリルJでの立ち位置の変化
周囲を生かし、自らも生きたエース
3-0の快勝という結果を受け、先制ゴールを決めた金崎や中盤でリズムを作った柏木といった、久しぶりの代表復帰を果たした新戦力のパフォーマンスがクローズアップされた。もちろん、金崎の先制ゴールや相手を脅かすプレー、柏木の中盤でのリズムを作るプレーは特筆すべきものだった。
しかし、現在の日本代表を分析する時には、チームにおける本田の役割、関わりがどのように変化したのかを見ることは非常に重要だ。この日のスターティングメンバーのうち、初戦と同じメンバーは本田以外に長谷部と吉田麻也だけだ。これまでもメンバーを代えることはあっても、本田の役割とプレースタイルが大きく変わることはなかった。
自分が「受けに行く」だけでなく、「受けるために待つ」プレー、自分の主戦場である右サイドを自分以外の選手にプレーさせることで自分を生かせたこと。この日の本田のプレーの変化に、日本代表がアジアの戦いを勝ち抜くためのヒントがあるのかもしれない。
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データ提供元:Instat
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サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images