「6.9%」から「20%以上」も上昇した数値とは? 本田が示したハリルJでの立ち位置の変化
急増したPA内からの枠内シュート
[DATA-4]のとおり、2試合目では決定的チャンスになったもののうち9割は、ペナルティエリア内からシュートを打ったものだ。初戦とは異なり、2戦目ではほとんどのケースにおいて⑭武藤嘉紀、⑮金崎夢生、⑬清武弘嗣、④本田圭佑という前の4選手がペナルティエリア近辺から中でプレーに関わっていた。
実は本田は、初戦も2戦目もチーム最多となる8本のシュートを打ち、日本の不動のチャンスメーカーとしての役割をこなしていた。しかし、この2試合を比較すると、本田の試合における関わり方には大きな変化があった。それが今回、日本が効果的な攻撃を展開できた理由のひとつとなったのだろう。
本田が先発メンバーの誰からパスを受けていたのか。そして、受けたパスを誰に出していたのか。次は、そのデータを見てみよう。