「特別なタレント」 トルシエが驚く久保建英のスター性「メッシになる要素を全て…」
“スター・システム”を批判していたトルシエ氏さえも認める久保の才能
トルシエ氏は久保の実力がレアルでプレーしていけるだけのものがあると考えている。それはコパ・アメリカでのプレーから「本当に印象的だった」という好感触を得たからのようだ。そして、久保の存在は日本やアジアのサッカーにとっても重要になると話している。
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「日本とアジアのサッカーには“大使”が必要だ。私は彼の成功を強く願っている。メディアとファンも結びついていくことが必要になる。どこへ行っても誰かが追いかけてくる状態は選手にとってプレッシャーになるが、このプロセスは選手のやる気につながるし、良いビジネスも生み出す。2020年の東京五輪にも重要なことだ。久保についての話題には必ずセットになっていくからだ。彼はそれだけ特別なタレントだ」
トルシエ氏は“黄金世代”と呼ばれた1999年ワールドユース(現U-20W杯)の準優勝メンバーや、翌年のシドニー五輪に出場した選手たちを多く日本代表に抜擢して日韓W杯のベスト16に導いた。当時のトルシエ氏は“スター・システム”として若手が持ち上げられる状況を批判していたが、久保の存在はそれを超えていると見ているようだ。トルシエ氏の予言通り、レアルのトップチームでプレーする場所を勝ち取れるのか、そして東京五輪につながるシーズンにしていけるのか、久保への注目は高まり続けている。