グアルディオラ、バルサ時代の“秘策”を説明 「メッシを中央でプレーさせた理由は…」

(左から)バルセロナFWメッシ、バルセロナ時代のグアルディオラ監督【写真:Getty Images】
(左から)バルセロナFWメッシ、バルセロナ時代のグアルディオラ監督【写真:Getty Images】

4季にわたりバルセロナで指揮を執ったグアルディオラ監督 当時のメッシを語る

 バルセロナの主将として、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)制覇を目標に掲げて2018-19シーズンに臨んだアルゼンチン代表FWリオネル・メッシ。ところが、準決勝リバプール戦では第1戦で3-0の勝利を収め、優勢のまま臨んだ第2戦で0-4の完敗を喫し、決勝を目前にしながら敗退となった。かつてバルセロナの“黄金時代”を指揮した名将ジョゼップ・グアルディオラ監督は、自身がCLを指揮した際にメッシを中央に置いた理由を説明している。カタルーニャ紙「Ara」のインタビューで語った。

 現在マンチェスター・シティを率いるグアルディオラ監督は、2008年から12年にかけてバルセロナの指揮官を務めた。その4シーズンで数々のトロフィーを手にした同監督だが、09年と11年に2回、CL制覇を果たしている。

 グアルディオラ監督が去って以降、わずか1回しかCL優勝を果たせていないバルセロナ。同監督は「正しい選手はいる。今までもそうだった。私はここ最近、自分のキャリアで最もタフなライバルはリバプールと、ルイス・エンリケ(前監督)のバルセロナだと言っている」と述べたうえで、自身がバルセロナ時代にCLを指揮した時のことをこう語っている。

「CLは非常に厳しい大会だ。ヨーロッパにおいて、守備にかかわることはとても重要。それこそが、私がレオ(メッシ)を中央でプレーさせた理由の一つだ。レオには体力を消耗して欲しくなかった。そうすれば、彼は最後の20メートルで自分の才能を発揮できるからね」

 その一方で、バルサがリバプールとホームで対戦した昨季CL準決勝第1戦では「彼は野獣のように走った」と述べ、「もし彼ら(バルセロナ)が決勝に残っていれば、優勝していただろうね」と、昨季のメッシの健闘を称えた。

 現在は自身の代表初タイトルを目指してコパ・アメリカ(南米選手権)に臨んでいるメッシ。アルゼンチンは2日(現地時間)、ブラジルとの準決勝に挑む。CL優勝は果たせなかったが、来季に向けて良いスタートを切るためにも、メッシは南米での熱き戦いで頂点に立つことができるだろうか。

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(FOOTBALL ZONE編集部)



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