元リバプールGK、後輩アリソンを大絶賛 「すぐサインすべき」と契約“推薦”の秘話明かす
リバプールに所属経験がある元ブラジル代表GKドニ氏は「世界最高」と賛辞
かつてリバプールでプレーした元ブラジル代表GKドニ氏が、現在古巣のゴールを守る同国代表GKアリソンについて、「世界最高のゴールキーパー」と称賛の言葉を送っている。スペイン紙「AS」が伝えた。
2005年から6シーズンにわたりローマで活躍したドニ氏。11年にリバプールに加入し4試合に出場したが、心臓に異常が見つかり、検査のためにチームを離脱したまま退団となった。ローマではコッパ・イタリアを2回、イタリア・スーパーカップでも優勝を経験。ブラジル代表でコパ・アメリカ(南米選手権)にも出場し、2007年に優勝している。
ドニはアリソンを初めて見た時、プレーに驚かされただけではなく、クラブにアリソンと契約するよう勧めていたと明かした。
「彼がプレーしているのを見た時、すぐに(GKコーチの)ジョン(・アフテルベルグ)に推薦して、サインすべきだと言ったんだ。ジョンに彼が非常にスキルの高い選手で、近いうちに代表チームでもプレーするだろうと説明した。彼がインテルナシオナルでプレーしているのを初めて見た時、プレミアリーグで成功するためのものを持っていると思ったよ」
リバプールはそれからアリソンを追跡し、2018年にGKとしては当時の世界最高額だった6700万ポンド(約92億円)で獲得。UEFAチャンピオンズリーグ(CL)制覇を果たし、リーグ戦は2位に終わったものの首位マンチェスター・シティと熱戦を繰り広げた。
アリソンが世界最高のGKと思うかと聞かれると、ドニは「イエスだ、疑いの余地もない。彼があれほど早くプレミアリーグに適応できたことに本当に驚いているし、あれほど早くイングランドで成功を収めたことにもだ。これは、彼が素晴らしい選手であり、人間であるということを示している。総合的に完璧な選手であることを除いても、彼の冷静さ、コントロールの仕方は非常にいいと思う」と、称賛を惜しまなかった。
加入1年目でCL優勝という偉業に貢献したアリソン。来季のさらなる活躍に期待が高まる。