本田の二面性をイタリアメディアが分析 「日本ではゴールを決めるが、ミランでは決めていない」

代表ではゴール連発もミランでは不発

 ACミランの日本代表FW本田圭佑のミランでの不発ぶりと日本代表でのゴールラッシュの二面性がイタリアで話題になっている。イタリア地元紙「ガゼッタ・デロ・スポルト」が報じている。

 ミランは今夏の移籍市場で2人のコロンビア代表をめぐるドラマがあった。当初ポルトからFWジャクソン・マルティネス獲得で合意に至ったが、急転アトレチコ・マドリードに移籍した。代わりに獲得したFWカルロス・バッカはコロンビア代表では控えだが、ミランではゴールという結果を出している。

 本田はバッカの対極に位置している。記事では「バッカは代表ではリザーブだが、ミランでは新しく確実な選手となっている。反対に本田はミランではほとんど活躍していないが、日本代表では最高に活躍している。ケイスケはミランではスタメンではなく半端な状態だが、W杯予選での試合で、出場回数もゴールでも日本の旗を高く掲げている」と報じている。

 セリエAで1年以上ゴールなど結果を出していない本田だが、W杯2次アジア予選で実力差のある格下相手には4試合連続ゴールを決めている。

 そんな背番号10だが、1年前はミランでのキャリアの最盛期にあった。記事では「1年前、ケイスケは世界の中心にいた。リーグ開幕7試合で6ゴールを決めていた。最近の本田は、日本の国限定の先導者である。シンガポールで3-0とするゴールを決め、試合終了間際に交代した。日本ではゴールを決めるが、ミランでは決めていない」とミランと日本代表での活躍度のあまりの違いを指摘している。

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