“大槻レッズ”が迎えた正念場 指揮官は「質の部分や狙いを表現する部分」の不足を指摘

最後まで主導権を握れず敗戦…「ホームでは何とかやり返したい」と大槻監督

 実際のところ、大分も試合が終盤になるにつれて足をつる選手が続出するなど、消耗戦になったのは事実だった。しかし、ボールを持った時に相手を外していく質や、逆に相手を手詰まりにするようなプレスの質を出せなかったことで、浦和にとっては最後まで主導権を握れない試合になってしまった。

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 ACLからの流れをリーグ戦につなげたかった浦和だが、この敗戦で6勝3分7敗と敗戦数が上回り、消化が1試合少ないものの12位に後退した。大槻監督は「表現できた部分、そうでない部分の両面がある。できた部分をよく拾ってあげたいし、できなかった部分はトレーニングしたい。残念な結果に終わりサポーターに申し訳ない。僕らは1試合少ないが、17節が終わって後半に入る。ホームでは何とかやり返したい」と話した。

 オズワルド・オリヴェイラ前監督の契約解除を受けて5月28日に就任してから約1カ月。ここまで勝負強さを見せてきた“大槻レッズ”だが、リーグ戦では再建に向けた一つの正念場を迎えた。

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