浦和、ACL“逆転突破”の勢いは続かず… スタメン大幅入れ替えも大分に0-2敗戦
大槻監督は国内クラブとの対戦で初の敗戦を喫する
韓国で大逆転突破を見せた浦和レッズの勢いはリーグ戦には続かなかった。30日のJ1第17節で大分トリニータとのアウェーゲームに臨んだ浦和は、後半に2失点して0-2で敗戦した。
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浦和は26日にAFCチャンピオンズリーグ(ACL)のラウンド16第2戦、蔚山現代(韓国)戦で3-0の勝利を収めてホームでの敗戦から逆転での突破を決めてから中3日、大槻毅監督はその蔚山戦から7人のスタメンを入れ替え、DF橋岡大樹は4月20日のヴィッセル神戸戦で負傷交代して以来の復帰になった。
試合は大分が最終ラインから丁寧につなごうとするところに浦和がプレスを掛けていく構図になった。大分のロングボールは浦和の最終ラインが跳ね返していたものの、徐々に大分は右サイドから突破口を見出した。そのなかで前半13分にはMF松本怜が右サイドから折り返したボールがファーに流れ、MF高山薫がシュートにつなげるも浦和がギリギリのところでブロック。続く同15分にも右サイドからゴール前に入った際どいボールをGK西川周作とDF槙野智章のブロックで切り抜けた。
前半の浦和にチャンスらしいチャンスはなく、0-0でハーフタイムへ。すると後半6分、大分は中盤でFW小塚和季がボールを持つと、最前線でFW藤本憲明がDFマウリシオの背後を取って、そこに小塚から1本のピンポイントフィードが到達。そのまま藤本が西川との1対1を制して先制点を挙げた。
浦和の大槻毅監督は段階的にFW武藤雄樹、MF宇賀神友弥、FW興梠慎三と韓国での逆転劇を導いた選手たちをピッチに送り込んだ。しかし同28分、興梠が中盤でボールを受けたタイミングでボールを失うと、そのボールはそのまま大分の途中出場MF小林成豪へ。ドリブルで持ち運んだ小林はそのままペナルティーエリア手前からゴール右上に絶妙なミドルシュートを決め、点差は2点に広がった。
前後半それぞれに飲水タイムが設けられ、前日からの雨で昭和電工ドームの屋根も閉じられたかなりの蒸し暑さの中、浦和のギアは最後までトップに入らず。このまま大分が2-0で勝利を収め、浦和の大槻監督は昨季の暫定監督時と今季の正式監督就任以降を合わせて、国内クラブとの対戦で初黒星になった。
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(FOOTBALL ZONE編集部)