ポゼッション「25.6%」でも4ゴール! 首位FC東京、データが示す効率的な攻撃
大量得点のチームとしては異例の数字 FW永井のゴールが象徴的
J1首位のFC東京は29日、第17節で横浜F・マリノスと対戦し、4-2の勝利を収めた。大量得点で2位横浜FMとの“首位決戦”を制したが、効果的な攻撃がゴールに結びついていたようだ。データ分析会社「オプタ」がJ1の大一番で生まれたデータを紹介している。
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FC東京は主力としてチームをけん引していた日本代表MF久保建英のレアル・マドリード移籍が決定。久保はコパ・アメリカ(南米選手権)にも参加していたことからすでにチームを離脱しており、過去2試合では今季初の連敗を喫していた。巻き返しを図った横浜FMでは先制点こそ許したものの、そこから4得点を挙げて逆転勝利。悪い流れを払拭した。
この日2点目を決めた日本代表FW永井謙佑が試合後のフラッシュインタビューで「回させていても自分たちの形がある。それがハマって勝てた」と振り返ったように、横浜FMにボールを持たれても慌てず、カウンターからゴールを奪い切る勝負強さが際立ったが、「オプタ」公式ツイッターはその印象を裏付けるデータを紹介している。
この試合、FC東京のポゼッション率はなんと「25.6%」。大量得点を奪ったチームの数字としては異例であり、「昨季以降、3得点以上を挙げた試合の中では、リーグで最も低いポゼッションを記録した」とも記されている。
一例として、永井のゴールはGK林彰洋のスローイングからMF髙萩洋次郎のみを経由して生まれた。手数をかけずにゴールにつなげる力は、残り半分となったJ1リーグ戦で優勝を目指すうえでも、大きな武器となっていくことだろう。
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