ベイルに“飼い殺し”危機 レアル構想外も買い手つかず…高額サラリーと負傷歴がネックに

レアル・マドリードのFWベイル【写真:Getty Images】
レアル・マドリードのFWベイル【写真:Getty Images】

移籍が噂されるも、7月8日の始動を前に正式オファーは届かず

 今夏の移籍が噂されていたレアル・マドリードのウェールズ代表FWギャレス・ベイルだが、獲得に手を挙げるクラブが現れず、残留のままプレシーズンキャンプが始まろうとしている。ジネディーヌ・ジダン監督の構想外の状況は変わらず、飼い殺し状態となる可能性も浮上している。英紙「ミラー」が報じた。

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 レアルは今夏にチェルシーからベルギー代表MFエデン・アザールを獲得。2列目のアタッカーの充実を図った。また、スペイン代表MFマルコ・アセンシオやブラジル人FWヴィニシウス・ジュニオールの台頭あり、ベイルは出場機会を減らしている。

 怪我が多いこともベイルの苦悩に拍車をかけている。昨季途中に復帰したジダン監督の構想から外れていることもあり、今夏はマンチェスター・ユナイテッドやバイエルン・ミュンヘンへの移籍が噂されていた。

 しかし、新シーズンに向けた始動が7月8日に迫るなかで、いまだにベイルの去就は不透明なままだ。正式にオファーを出しているクラブはなく、このまま残留となる可能性が高まっていると伝えられている。記事では「ジダンの将来的なプランに含まれるとは考えられていない」と指摘されているように、クラブで居場所を見つけられないまま過ごす日々を迎える可能性すらあるようだ。

 移籍先が決まらない理由としては、週給35万ポンド(約4800万円)という高額のサラリーに加え、度重なる負傷歴がネックとなっているという。積極補強で戦力を増やしつつあるレアルは選手の放出も必要になっているなかで、ベイルの買い手がつかないことは計算外だったかもしれない。

 2013年にレアルが9100万ユーロ(約112億円)もの大金を投じてトットナムから引き抜かれたベイルだが、30歳を目前にして窮地に立たされている。

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(FOOTBALL ZONE編集部)



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