ベンゼマ逮捕につながったフランス代表MFの告発 同国会長が勇気を讃える

「ヴァルブエナは正しい」と支持するグラエ会長

 フランスサッカー連盟のノエル・ル・グラエ会長が、セックステープを巡る恐喝事件の被害者となったリヨンMFマテュー・ヴァルブエナの勇気ある告発を讃えた。地元ラジオ局RMCが報じている。

 この事件では、フランス代表の同僚FWカリム・ベンゼマが逮捕されているが、グラエ会長は「ヴァルブエナは無実だ。彼は被害者だ。被害届を出した。それは正しいことだ。もしも、被害届を出さなければ事態はさらに悪化していた」と語った。 ベンゼマは前科を持つ幼なじみの要請を受け、恐喝グループの交渉役という形でヴァルブエナの事件に関与し、パリ近郊のベルサイユの警察署で身柄を拘留された。恐喝罪と共謀罪で起訴されたが、現在はマドリードに戻り、チームでの練習を再開している。

 フランス代表のディディエ・デシャン監督は、ヴァルブエナとベンゼマを今回の代表メンバーから外す決断を下した。今回の告訴でフランス代表の絶対的エースのベンゼマは容疑者となり、サッカー人生を棒にする可能性もあるが、グラエ会長はヴァルブエナの告発を支持した。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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