「美しいタッチ」 アルゼンチン21歳FW、華麗バックヒール弾を海外称賛「なんてゴラッソ」
ベネズエラ戦で2試合連続の先制ゴール、宿敵ブラジルとの4強進出に貢献
アルゼンチン代表は現地時間28日、コパ・アメリカ(南米選手権)準々決勝ベネズエラ戦に臨み、2-0と勝利。宿敵ブラジルが待つ準決勝進出を決めた。この試合で大きな働きをしたのが、21歳のFWラウタロ・マルティネスだ。チームに勢いをもたらすバックヒール弾を、海外メディアも「なんてゴラッソだ」と称賛している。
グループリーグでは初戦のコロンビア戦で0-2の完敗を喫するなど苦しいスタートとなり、1勝1分1敗の2位通過でベスト8に進出したアルゼンチン。ブラジルとスコアレスドローを演じるなど侮れないベネズエラを相手に苦戦も予想されたなか、開始10分に試合を動かす。
左CKのキッカーを務めたFWリオネル・メッシが、相手GKから逃げる柔らかなクロスを供給。ファーサイドにボールが流れると、フリーで待ち構えたFWセルヒオ・アグエロが右足を振り抜いた。このシュートはゴール左へ逸れるコースを描いたが、ゴール前にいたマルティネスが軸足の後ろを通す華麗なバックヒールで合わせると、相手GKの虚を突く形でゴールが決まった。
この一撃をスペイン紙「マルカ」は、「なんてゴラッソだ」と速報。開催国ブラジルのメディア「ランセ!」も「ラウタロ・マルティネスは美しいタッチで相手ゴールキーパーを驚かせ、コパ・アメリカで2点目のゴールを決めた」と伝えている。
マルティネスは今大会、グループリーグ第2戦のパラグアイ戦(1-1)から先発すると、敗退危機に直面していた第3戦カタール戦(2-0)でも開始4分に先制ゴールを決めていた。近年、国際舞台で苦戦が続くアルゼンチン代表のなかで、今大会のラッキーボーイになりつつあるマルティネス。宿敵ブラジルとの激突となった準決勝でも、母国を救う活躍を見せられるか注目だ。
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