同時多発テロのトラウマ ブラジル代表DFがパリ・サンジェルマンへの再合流拒否を検討

アルゼンチンとのW杯予選に参加したダビド・ルイスが告白

 パリ・サンジェルマン(PSG)のブラジル代表DFダビド・ルイスは、パリで起きた同時多発テロの影響からフランス王者への合流に対する懸念を表明。クラブに戻らないという選択肢も明かしている。伊地元紙「ガゼッタ・デロ・スポルト」の国際電子版が報じている。

 13日、フランス対ドイツの一戦が行われたパリ郊外スタッド・ドゥ・フランス付近で起きた3件の爆破事件を含む同時多発テロが発生。これを受けて、パリを本拠地とするPSGでプレーするブラジル代表のルイスは心境を明かした。アルゼンチンとのワールドカップ南米予選の試合後(1-1)に報道陣に対し、クラブの再合流に対する恐怖心を語っていた。

「僕はパリにガールフレンドや家族、友人がいる。大きな悲しみと恐怖がある。僕は今後どうしたらいいのか分からない。(パリへ)再び向かうかも分からない。PSGでプレーすることは僕の仕事だが、今は戻らないという考えもある」

 すでに120人以上が死亡したと伝えられる今回の大規模テロ事件。フランスの舞台でプレーする名手もキャリアを再考するほど、大きな恐怖がのしかかっている。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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