メッシ、決定機での“9mシュートミス”が反響拡大 「恐ろしい失敗」「雲へと飛んだ」
本領を発揮できないメッシ、カタール戦でのシュートミスに世界が唖然
アルゼンチン代表は現地時間28日、決勝トーナメント1回戦でベネズエラとの対戦を控えている。23日に行われたグループリーグ第3戦カタール戦を2-0で制したことで最下位から2位に滑り込んでの突破となったが、この試合でエースのFWリオネル・メッシ(バルセロナ)が驚きのシュートミスを見せ、海外メディアで「ゾッとするミス」「恐ろしい失敗」と反響が拡大している。
2大会連続で準優勝に終わっているアルゼンチンは、今回も大会屈指のタレントを誇っているものの、初戦のコロンビア戦を0-2で落とすと、第2戦のパラグアイ戦も1-1と勝ち切れず、グループリーグ敗退の危機に瀕していた。しかし、カタール戦では前半4分にFWラウタロ・マルティネス(インテル)、後半37分にFWセルヒオ・アグエロ(マンチェスター・シティ)がゴールを奪い、2-0で勝利。2位通過で決勝トーナメント進出を果たした。
一方、この試合で不発に終わったメッシは、最大の決定機で驚きのシュートミスを見せることになる。1-0で迎えた後半29分、ロングフィードがペナルティーエリア左のマルティネスに渡り、ゴール前にパスを供給。フリーで走り込んだメッシが左足で合わせるも、大きくふかしてしまう。ゴール目前のビッグチャンスでの、らしくないシュートミスに同僚たちも頭を抱えていた。
このワンシーンの反響が世界でも拡大している。英サッカー情報サイト「CAUGHT OFFSIDE」は「メッシがカタール戦でショッキングなミス」と見出しを打って報じ、「アルゼンチンのスターはゾッとするミスを生み出した」と指摘。衛星放送「FOXスポーツ」アジア版も「10ヤード(約9メートル)の距離から天空へ発射させた」と凡ミスぶりを説明している。
ホンジュラスメディア「Diario Diez」は「メッシがゴール前で恐ろしい失敗」と取り上げ、「アルゼンチンの主将はほぼ1点ものの決定機を迎えたが、彼のシュートは雲へと飛んで行った」と紹介している。バルセロナではこれまで幾度となく最難関レベルのゴールを決めてきたメッシだが、容易い決定機で見せた大ふかしが、アルゼンチン代表で本領を発揮できていない現状を映し出しているかのようだった。