レアル若手に厳しい現実… ノルウェーの“神童”、来季もローン移籍とスペイン紙報道

昨季はオランダのフィテッセで経験を積んでいたMFウーデゴール【写真:Getty Images】
昨季はオランダのフィテッセで経験を積んでいたMFウーデゴール【写真:Getty Images】

16歳で加入のノルウェー代表MFウーデゴール 期限付き移籍での“武者修行”が続く

 日本代表MF久保建英の加入が決まっているレアル・マドリードには世界中から若き逸材が集まっているが、トップチームの壁を突き破るのは至難の業だ。出番なく、ローンに出される若者も少ない。その象徴的な存在が、“神童”と謳われて16歳でレアル入りを果たしたノルウェー代表MFマルティン・ウーデゴールだろう。スペイン紙「AS」は、20歳になったレフティーはこの先2シーズンもローン移籍することになると報じている。

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 ウーデゴールは母国ノルウェーのストレームスゴトセトで15歳の時にトップデビューを果たした。同国代表の最年少出場記録も15歳253日に更新し、世界中のビッグクラブから関心を集めた。そして2015年1月、レアルへの移籍が決まった。

 レアルでも史上最年少の16歳157日でデビューしたが、トップチームの壁は厚く、定着はできず。2017年1月から18年夏まではオランダのヘーレンフェーン、昨季はフィテッセに期限付きで加入して経験を積んでいた。

 昨年12月に20歳を迎えたウーデゴールだが、まだしばらくはレアルでプレーする機会は訪れそうにないという。記事によれば、この先2シーズンもローン移籍する見通しだ。

 レアルは7月8日から新シーズンに向けたプレシーズンキャンプがスタートを迎えるが、それを前に移籍先を決めることになるという。新天地はドイツのレバークーゼンかスペインのレアル・ソシエダが濃厚のようだ。

 ただし、レアル側も完全移籍させる意志はなく、契約に買い取りオプションは付けない方向。また、現行の契約は2021年までだが、これについても延長することになるという。

 新シーズンからレアルBチームのカスティージャに加入する日本代表MF久保にとっては、将来的にライバルとなる可能性もあるウーデゴール。“エル・ブランコ”でレギュラーをつかみ取ることはできるだろうか。

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(FOOTBALL ZONE編集部)



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