日本代表「1トップ」最新序列 大迫不動も2番手争い混沌 成長株の大学生FWに期待
押しも押されもせぬエース大迫は不動、熾烈な2番手争いのなか永井が存在感
森保一監督率いる日本代表は、ブラジル開催のコパ・アメリカ(南米選手権)でグループリーグ敗退に終わった。今大会は東京五輪世代の若手を中心に編成したなか、これまで森保ジャパンで招集されたメンバーを基に「1トップ」の最新序列から見ていく。
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押しも押されもせぬエースとなった大迫勇也(ブレーメン)は、もはや存在そのものが一つの戦術となっているほどで、チームに絶対不可欠なキーマンだ。卓越したキープ力は他の追随を許さず、大迫が相手DFを釣り出して生まれたスペースにMF南野拓実(ザルツブルク)らが飛び込む。指揮官も厚い信頼を寄せており、“大迫時代”はしばらく続きそうだ。
その一方、大迫に続く2番手争いは熾烈を極める。アジアカップでは浅野拓磨(ハノーファー)が負傷により辞退。追加招集された武藤嘉紀(ニューカッスル)は1ゴールと結果を残し、わずかに序列は上か。
鈴木武蔵(北海道コンサドーレ札幌)、鎌田大地(シント=トロイデン)、小林悠(川崎フロンターレ)、杉本健勇(浦和レッズ)、川又堅碁(ジュビロ磐田)らを起用したが、そのなかで一気に存在感を高めたのがスピードスターの永井謙佑(FC東京)だ。
6月シリーズで鈴木が負傷し、追加招集を受けた永井はエルサルバドル戦で2ゴールと活躍。持ち前の快足を駆使してゴールを陥れ、強烈なインパクトを与えた。同じスピードタイプとして浅野もいるだけに、両者は生き残りを懸けて争う形となりそうだ。またコパ・アメリカに参戦した前田大然(松本山雅FC)も同タイプだが、先輩2人比べて粗削りな面が目立つだけに、今後の飛躍に期待か。