バイエルン、サネ獲得失敗時の“プランB”を検討か バルサの問題児デンベレ獲りに変更?
バイエルンは2016年にも一度デンベレ獲りを検討 移籍金も高額となるか
マンチェスター・シティのドイツ代表MFレロイ・サネを狙っているバイエルンが、同選手獲得に失敗した時の備えとして、バルセロナに所属するフランス代表FWウスマン・デンベレの獲得を画策しているようだ。ドイツ誌「シュポルト・ビルト」が伝えている。
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元オランダ代表MFアリエン・ロッベンと元フランス代表MFフランク・リベリーが今季限りで退団し、ウインガーを探しているバイエルン。サネへの関心は以前から報じられているが、移籍が実現するかは不透明だ。
こうしたなか、「シュポルト・ビルト」はサネの獲得が成立しなかった場合の“プランB”として、バイエルンがデンベレを補強リストに載せていると報道。カール=ハインツ・ルンメニゲCEOがデンベレを非常に気に入っており、長いこと同選手に関心を示してきたと伝えた。
また、ドイツ誌「キッカー」は、バイエルンのハサン・サリハミジッチSDが今年3月下旬にデンベレの代理人に接触したと伝え、同クラブが早くから動きを見せていたことを示唆している。
「シュポルト・ビルト」によれば、デンベレは先週、将来について首脳陣と話し合いを行ったが、その際にクラブ側から今後もメンバーとして計算に入れているとの確約を得たという。ただし、バルセロナを巡っては現在、パリ・サンジェルマン(PSG)のブラジル代表FWネイマールの復帰が取り沙汰されている最中。同誌は「もしネイマールが本当にバルセロナに戻った場合、その確約は維持されるだろうか?」と、懐疑的な目を向けている。
バイエルンは2016年にデンベレ獲得に動いたことがあるが、当時同選手は「国際的なトップクラブに行く前に、別のクラブで成長したい」として、ドルトムント移籍を選択。同チームで公式戦50試合出場10ゴール22アシストをマークし、翌年移籍金1億500万ユーロ(約128億円)でバルセロナに移籍した。
集合時間への遅刻や練習の無断欠席など問題行動が目立っており、たびたび放出の可能性が報じられてきたデンベレだが、バルセロナとは2022年まで契約を残しており、移籍金も年俸も高額が予想される。サネ獲得が叶わなかった場合、バイエルンはこうしたことをすべて承知のうえで“デンベレ獲り”に動くのだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)