日本代表「GK」最新序列 W杯守護神の川島は4番手? 下から突き上げる若手に注目
コパ・アメリカで川島から刺激を受けた19歳大迫、小島とともに今後の成長に期待
森保一監督率いる日本代表は、ブラジル開催のコパ・アメリカ(南米選手権)でグループリーグ敗退に終わった。今大会は東京五輪世代の若手を中心に編成したなか、これまで森保ジャパンで招集されたメンバーを基に「ゴールキーパー」の最新序列から見ていく。
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6月のキリンチャレンジカップでは、川島永嗣(ストラスブール)が昨夏のロシア・ワールドカップ以来となる代表復帰を果たし、コパ・アメリカでも2試合にフル出場。なかでも20日のウルグアイ戦(2-2)ではスーパーセーブを連発し、強豪から勝ち点1を奪取する立役者となった。若手主体の大会メンバーにおいて、最年長36歳の川島はピッチ内外で精神的な支柱となり、さすがの存在感を発揮。森保監督が求めた“経験の還元”という意味で自身の役割を十分に果たした。
コパ・アメリカの期間中、そんな川島から多くを学んだのが19歳の大迫敬介(サンフレッチェ広島)だ。17日の初戦チリ戦で先発に抜擢されて代表デビュー。華麗な足技で相手をいなすシーンもあったが、最終的に4失点と苦い思いを味わった。「世界で経験あるエイジさんとトレーニングができたり、プレーを目の前で見られたりというのは間違いなく刺激だし、これからの自分につながると確信している」と振り返っている。
現時点では、アジアカップでスタメンを続けた権田修一(ポルティモネンセ)、6月の国際親善試合(5日トリニダード・トバゴ0-0、9日エルサルバドル戦2-0)で連続出場したシュミット・ダニエル(ベガルタ仙台)がスタメン争いか。そこにベテランの東口順昭(ガンバ大阪)も加わり、競争を繰り広げている。
川島は4番手だが、今後もコンスタントに招集されるならスタメン争いに割って入る可能性も十分ありそうだ。成長を遂げる中村航輔(柏レイソル)も控えるなか、コパ・アメリカに出場した大迫が下から突き上げる形か。U-22日本代表で正GKの小島亨介(大分トリニータ)は今後の成長に期待が懸かる。