韓国に浦和サポーター約1000人集結! ACL“大逆転”8強を後押し「心から感謝したい」
蔚山現代との雨中のアウェー戦に3-0勝利 指揮官も選手もサポーターの声援に感謝
浦和レッズは26日のAFCチャンピオンズリーグ(ACL)ラウンド16第2戦、蔚山現代(韓国)戦に3-0で勝利し、第1戦のビハインドを跳ね返して2戦合計4-2でベスト8進出を決めた。そのスタジアムの空気は、逆転を信じて蔚山に駆け付けた浦和サポーターにより、アウェー感を打ち消すほどのものだった。
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浦和は19日にホームで行われた第1戦で1-2の敗戦を喫した。もしこれがリーグ戦ならば、ホームで逆転負けを喫したチームにはブーイングが起こっても不思議ではなかっただろう。しかし、試合後に挨拶に訪れたイレブンを迎えたのは、拍手と逆転を信じる歓声だった。その光景に大槻毅監督も「敗戦の後で、そういう後押しをしてくださるサポーターの皆さんには本当に感謝したい」と話していた。
そして迎えた蔚山に乗り込んでのアウェーゲーム当日は、朝から雨が降り続き、正午頃には雷も伴って強い雨が降った。試合が近づいても雨が止む気配のないなか、浦和の選手たちがウォーミングアップに出てきたキックオフ約45分前、待っていたのは公式ツアーで約700人、個人も合わせれば1000人近い浦和のサポーターだった。
悪天候の影響もあったのか、その時点ではスタジアム全体を見渡しても、蔚山を応援するサポーターより間違いなく多くの浦和サポーターがいた。キックオフが近づき蔚山の地元サポーターも増えたものの、ゴール裏から大きな声援を送る“戦闘部隊”の数では、間違いなく浦和が勝るほどの環境だった。
海外遠征であるにもかかわらず、全くアウェー感がないと言えるほどの空気のなかで浦和は躍動。エースFW興梠慎三が2得点して逆転条件を満たすと、MFエヴェルトンも止めを刺すと言っていい3点目を決めた。蔚山のサポーターは完全にあきらめムードとなり、足早に席を立つ姿も目立った。