人工芝ピッチを心から歓迎する本田 W杯予選日本史上初の5戦連発に挑む
「4戦連発? ミランでやりたいですね」
ミランでは、イタリアメディアから「パンキナーロ(ベンチ要員)」という不名誉なニックネームが付けられ、ベンチ暮らしが続いている。そのような状況下で、試合勘やゲーム体力に問題を抱えていることを示唆した。シンガポールの暑さもあったが、運動量が落ちた後半は存在感が薄れた。最終的には後半37分にFW原口元気(ヘルタ・ベルリン)との交代でピッチを退いた。コンディション維持と向上のためにも、日本代表のゲームは重要なものになっている。
そして、W杯予選4戦連発が1985年に元日本代表MF木村和司氏が記録して以来になり、5戦連発なら史上初となることを問われた本田は最後、こう言い残した。
「考えたことなかったですね。4戦連発……、それはミランでやりたいですね」
リーグ戦で1年以上ゴールから遠ざかり、冬の移籍市場での移籍や、移籍志願をチームのアドリアーノ・ガッリアーニCEOに却下されたと地元メディアに伝えられるなど、去就問題にも揺れている本田。まずは17日のカンボジア戦で日本代表の新記録を樹立する。それをミランでのレギュラー奪還への足がかりにしたいところだ。
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サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images