人工芝ピッチを心から歓迎する本田 W杯予選日本史上初の5戦連発に挑む
シンガポール戦は「個人的に最悪な試合」
12日のシンガポール戦は、6月のホーム戦でスコアレスドローに終わり、バヒド・ハリルホジッチ監督が「リベンジ」を厳命したゲームだった。しかし、本拠地でのゲームと同様に守備を固めてきたシンガポールに対し、ハリルジャパンは3ゴールを決めて勝利している。そうした苦戦とも捉えられるゲームが生まれることについて、本田はアジア全体のレベルアップも一因にあると語っている。
「引いた相手を崩すということは本当に難しくて、トップレベルのチームでもなかなか改善点を見つけられずに得点を取れずに、そういった試合を繰り返すという歴史が残っていると思うんで、その繰り返しになっていくんだと思いますけど。ただ、日本のレベルが確実に向上しているとはいえ、同時にアジアのレベルが向上していることで、すごく手こずっているような印象を受けますけど」
そのシンガポール戦で、本田は前半25分にチームの2点目を決めている。このゴールで、W杯予選4試合連続ゴールとなった。しかし、自身のプレー内容には満足していないと語る。
「コンディションを含めて全然整っていなかったんで、それは一ついい経験になったなと思いますし、個人的には点が取れていなかったら最悪な試合だった。そういう緊張感の中で結果が残せてよかったなと思いますし、カンボジア戦も勝利とは別に、チームとしては立ち上がりからシンガポール戦の前半みたいに割と遅い時間帯ではなく先制点を取れると、リズムを作れるというか、余裕が生まれると思います」