「勝因はあの言葉」 ACL“逆転突破”の浦和、2得点のエース興梠が指摘「火が点いた」
浦和に火を点けた蔚山指揮官の一言 「勝因はあの言葉なんじゃないですか」
初戦での敗戦との比較で「今日はチャンスをしっかりと決め切ることができた」と話したエースは、蔚山の前日記者会見でキム・ドフン監督が語った一言に火が付いたという舞台裏を明かした。
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「相手の監督が記者会見で、浦和には怖い選手がいないと言っていたらしいじゃないですか。そういうのを僕らも見て、火が点いた。『やってやろうぜ』とみんなで話した。だから、勝因はあの言葉なんじゃないですか」
実際にキム・ドフン監督は前日会見でそのような言葉を残していた。ACLに強い思い入れを持ち、日本人最多ゴール記録も保持している興梠すらも眼中にないと宣言した一言は、その反骨心を刺激した。結局、この日の2ゴールで興梠の最多記録は「23」まで伸びた。
2017年の優勝時もラウンド16、準々決勝と初戦のビハインドを逆転しての突破だった。そして、興梠はその第2戦でいずれもゴールを記録している。ホームとアウェーの違いこそあれ、まさに“逆転の浦和”をけん引してきたエースの2ゴールで、浦和は2年ぶり3回目のアジア制覇へ向けて一つ歩みを進めた。
(轡田哲朗 / Tetsuro Kutsuwada)
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