闘将シメオネ、アトレティコへの“過小評価”に苦言 「クラブの歴史は変わりつつあるが…」
過去の決勝戦での戦い方を振り返り、守備的との見方にも反論
アトレティコ・マドリードを率いるディエゴ・シメオネ監督は、在任約7年半でクラブを欧州の強豪にまで育て上げた。しかし、過去数シーズンにわたるクラブの功績が過小評価されていると感じており、「クラブの歴史は変わりつつあるが、誰もそれを見ていないようだ」と苦言を呈した。アルゼンチン紙「La Nacion」が報じている。
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昨季のアトレティコはリーガ・エスパニョーラ優勝こそ手にすることができなかったが、バルセロナに次ぐ2位を確保。UEFAチャンピオンズリーグ(CL)ではベスト16まで進出するなど、まずまずの成績を残した。シメオネ監督が就任してからは2度にわたるUEFAヨーロッパリーグ(EL)制覇、13-14シーズンのリーグ制覇など、数々のタイトルを獲得してきている。
しかし、アルゼンチン人指揮官は「La Nacion」に対して、過去数シーズンにわたるクラブの功績に誰も注目していないと主張した。
「これらの結果を誰も見ていないようだ。それは我々がリーガでチャンピオンになったことだけではなくね。我々はクラブの歴史を変えつつある。この7年半の間、7つのトロフィーを獲得し、3つの決勝戦で敗れた。そのうちの2つはCLで1つはスーペルコパのバルセロナ戦だよ。アトレティコはリバプールやインテル、ユベントスなどのチームと並ぶところに位置するようになってきているんだ」
また、シメオネ監督はアトレティコの誇る堅守によって守備的な監督と認識されていることに対して、いくつかの決勝戦を振り返りつつ、その論調を否定。そのうえで「いまはチームの財務成長に伴い、他の特性(才能や創造性など)を持つ選手たちをターゲットにし始めている」と現状を明らかにした。
近年、チームスピリットあふれる戦いで欧州のトップを走り続けているアトレティコには、今後どんな変化が生まれてくるのだろうか。
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(FOOTBALL ZONE編集部)