同時多発テロに遭遇したドイツ代表 スタジアムで一晩を過ごし特別機で帰国
チームは一時解散 17日のオランダ戦開催は未定に
13日にフランス代表と国際親善試合を行い、パリを襲った同時多発テロに遭遇したドイツ代表。スタジアムでもゲート付近の爆破によって3人が死亡するというニュースに、大きな衝撃が走った。ドイツ代表は14日に、それまでの予定をキャンセルして帰国した。ドイツ地元紙「キッカー」が報じている。
当初の予定では、ドイツ代表は13日の試合後に15日までをパリで過ごし、その後にハノーバーで開催されるオランダとの国際親善試合に向けて移動する予定になっていた。しかし、今回の事件によってその予定は大きく変更された。スタジアム内で一晩を過ごしたドイツ代表は、現地時間14日朝に特別チャーター機でドイツへ帰国した。そして、フランクフルトの空港に降り立った選手たちは、まずはそれぞれの家族の元に向かったとレポートされている。
ドイツサッカー連盟は公式ツイッターを通じて15日の予定がすべてキャンセルされたことを発表した。そして、「キッカー」紙は17日に予定されていたオランダとの親善試合について、ブンデスリーガのラインハルト・ラウバル会長は「開催はまだ未定」とコメントしたと報じている。
テロ行為によって、スタジアムで一晩を過ごすという事態に見舞われたドイツ代表のショックは計り知れない。サッカー界には、大きな衝撃が走っている。
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サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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